【第310回】オトワレストラン光と風を生かし、自然体で行う省エネ
最高のおもてなし空間をプロデュース

省エネ経済効果・費用

お手軽度

約3%削減

2015年（2014年比）

第310回の出演企業は「オトワレストラン」。
栃木県宇都宮市のこちらのフレンチレストランでは、ヨーロッパで修行を積んだシェフによる地元県産の厳選素材を活かした料理が人気です。同店は限られたホテルやレストランしか加盟できない世界的に名誉ある「ルレ・エ・シャトー」にも選ばれています。

ヨーロッパで経験を積んだ達人が目指したのは、お客様にとって居心地のよい空間づくり。それに加え、自然を生かし無駄なエネルギーを排出しない店内を目指し、建築士と1年半にわたって試行錯誤うえ、完成させました。

やわらかい雰囲気になるよう照明を少なくし、日中は天井のあかり取りから光を取り入れます。東側には大きな窓とテラスを設置して景観と省エネを両立。一方で西側は西日の影響を考慮し窓を小さくすることで、エアコンの負荷も軽減しています。

達人やスタッフは最高の空間と省エネを両立させるため、常に店内の状況やお客様の様子を確認。気候の良い時期はエアコンの使用を控え、窓を開けてさわやかな風を取り込むなどして、省エネに取り組んでいます。

常にお客様のことを最優先に考える達人とスタッフ。自然の流れの中で省エネに取り組むその姿に、最高のおもてなしを提供するプロとしての誇りを感じます。