2018年12月25日更新 Vol.99

空の玄関口で行う環境活動
「エコエアポート」を紹介

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空の玄関口で行う環境活動

これから年末年始に向けて旅行者が増える時期ですね。特に飛行機はなかなか乗る機会がないため、空港に行くだけでワクワクしてしまう方も多いのではないでしょうか?皆さんが気持ちよく空の旅に出かけられるよう、ラウンジやレストラン、マッサージ店など、さまざまな施設やサービスを揃えている空港。そんな空港も環境への取り組みを行っていることはご存知ですか?今回は空港の環境活動「エコエアポート」をご紹介します。

エコエアポートってなに?

エコエアポートとは国土交通省の定めるガイドラインに基づき、地球環境への配慮、施策を推進している空港を指します。日本の空港では従来、航空機騒音対策は進められていましたが、日常的な運用面での環境対策は不十分であったため、平成15年に『エコエアポート・ガイドライン』が策定。日本でも多くの空港が周辺地域の環境保全に向け、省エネルギーや3R(リデュース・リユース・リサイクル)の推進、生物の多様性に配慮した環境の創造など、空港の特性に応じてさまざまな技術を導入しています。

どんな取り組みをしているの?

今回は東京国際空港(羽田空港)で実施されている取り組みを紹介。ターミナルのガラス張りを活かした自然採光によって照明エネルギーを低減、日中はほとんど消灯しても十分な明るさを保てるといいます。さらに天井換気システムを利用して熱気を外へ逃し空調への負荷を低減、排水をトイレ用水として再利用するなど、最先端のエネルギー技術が空港の至るところで活用されています。また、空港に太陽光パネルを設置して自家発電することでCO2削減にも貢献しているそうです。

空港に行ったら身近な照明をチェック

屋外では緑化活動にも力を入れています。緑が増えると皆さんが快適に過ごせるだけでなく、壁面緑化などは断熱性が向上し空調への負荷を抑えることもできます。こうして空港には環境に配慮したさまざまな工夫が施されていました。皆さんも空港を利用するときは、まず照明に注目してみてください。晴れていれば自然の光だけで明るさを保っているかもしれません。それはご家庭でも活用できる環境活動ですね。
※写真はイメージ

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