2018年11月25日更新 Vol.96

エコロジカルな車
エコノミカルに手に入れるには?

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種類豊富なエコカー


皆さん、エコカーはご存知ですよね。
温室効果ガスや排気ガスの汚染物質などの排出を抑え、化石燃料の消費量を減らす存在として、近年はだいぶ普及が進んできました。
そのエコカーのお得な購入方法についてご紹介します。※情報は2018年11月時点のものです。


まず、マーケットで一般的にエコカーと呼ばれるのは以下の種類です。


①ハイブリッド自動車(HV)
ガソリンエンジンとモーターの双方で走る車
②プラグインハイブリッド自動車(PHV)
ハイブリッドカーに家庭のコンセントから充電(プラグイン)できる燃料電池を備えた車
③電気自動車(EV)
ガソリンをまったく使わず、電気だけで走る車
④燃料電池自動車(FCV)
水素と酸素を燃料として走る車

メリット①「減税措置」

エコカーは税金の減税措置が受けられます(実は一般的なガソリン自動車であっても、環境性能が優秀な場合はエコカーと同様に減税措置が受けられます)。
平成27年度燃費基準、平成32年度燃費基準に対する達成比率が優れている車は、「自動車取得税」と「自動車重量税」(いずれも新車購入時)、さらに「自動車税(環境配慮型税制)」(新規登録・届出翌年)が減免されます(対象車についてはメーカーホームページをご確認ください)。
なお、上記①~④のエコカーはいずれの燃費基準に対しても大幅に達成できるため、問題なく減税措置が受けられます。

メリット②「補助金」

さらに上記②PHV、③EV、④FCVとクリーンディーゼル車(NOxなど大気汚染物質を大幅に減らせるディーゼルエンジン車)の取得にはクリーンエネルギー自動車導入事業費補助金(CEV補助金)が支給されます。
これは国が交付するものと地方自治体が交付するものがあります。
金額は車種によって異なりますが、FCVには車体価格に対し4分の1以上の補助金が給付される車種もあります。こちらも詳細についてはメーカーホームページをご確認ください。

他にもメリット多数のエコカー

エコカーは環境に優しい動力が特長ですが、新技術が使われているゆえに一般のガソリン車に比べ価格が高くなりがちです。
また電気の充電や水素の充填など、エコカーの利用インフラはガソリンほど整っていない点も現時点ではデメリットでしょう。
これを解消するには利用者が増え、技術が一般化し、同時にインフラ整備が進むこと。減税措置や補助金制度を使って行政がエコカー普及に取り組む背景にはそうした目的があります。

FCV普及のため、購入4年後に半額で下取りするサービスを用意しているメーカーもあります。
エコノミカル(安上がり)に入手できるエコロジカルな自動車、ぜひご検討ください。

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