2020年1月25日更新 Vol.138

あなたに最適なコートは?
素材別に特徴を比較

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皆さんはどんなアウターを着ている?

2020年の冬は地域により暖冬と言われていますが、やはり朝晩や風の強い日は寒さが増します。そんなとき、皆さんはどんなアウターを着て出かけていますか?デザイン性も重視したいところですが、もっとも重要なのは防寒性。さまざまな素材がありますが、高価だからといって暖かいというわけではありません。素材別にアウターの暖かさを比較していきます。

なぜ起毛素材やダウンは暖かい?

数年前から注目されている「起毛素材」。裏地を毛羽立たせた加工を施したインナーが人気ですね。この素材が暖かいのは熱源である体温を長い繊維で囲い、暖かい空気の層をつくるから。ダウンコートも同様で、たくさんの空気を溜められるため保温性に優れています。つまり繊維の長さが暖かさを左右することになります。ではよくコートに使われる代表的な素材の特徴を見ていきましょう。

素材別にコートの特徴を比較

・ウール(羊の毛):型崩れしにくく保湿性が高いが、手触りが固くチクチクする、重い
・カシミア(カシミアヤギの毛):手触りがよく保温性が高いが、高価で傷みやすい
・アンゴラ(アンゴラヤギ・アンゴラうさぎの毛):軽くて保温性が高いが、傷みやすい
・ポリエステル(化学繊維):軽くて丈夫だが、保温性が低い
・ダウン(水鳥の毛):非常に保温性に優れているが、フォーマルな場には向かずかさ張る
・ナイロン(化学繊維):雨や風などに対する耐久性は高いが、保温性が低い
※これらはあくまでも傾向です。繊維の細さや使われている毛の産地などによって異なります。

生活スタイルや好みも加味して選択を


素材にも強みと弱みがあり、すべての条件をクリアするものはなかなか見当たらなさそうですね。お店のなかは暖かく、その場の試着だけでは保温性など判断しづらいと思います。こうした素材の特徴を覚えておいてタグを見れば、よい買い物の手助けとなるかもしれません。暖かくしてお出かけください♪

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