2016年3月31日更新 Vol.06

深夜電力を上手に使って
電力ピークを減らそう!

  • 電気

早朝の電気の使い方に要注意

サービスの質を下げない省エネを

老人ホームや病院などの施設では、冬場の早朝に電力ピークを迎えることが多いのをご存知ですか。
これは、施設での一日の生活が始まり、エアコンや照明、厨房の調理機器などを一気に使い始めることが原因のひとつ。

ではどうすれば電力ピークを抑えることができるのでしょうか。
解決策のひとつとして、単価の安い深夜電力を有効活用することをオススメします。

消費電力削減のカギ!「電力ピーク」とは?

電力ピークとは一日のうちで最も電力使用量の高い30分間の値。電気を多く使う施設や企業(高圧契約の場合)では、この値で1年間の電気代のもとになる基本料金が決まります。だから、電気を使用する時間帯をずらしてピーク時の電力使用量を抑えることで、電気代の削減も見込めるのです。

これで解決!電力ピーク対策

ある老人ホームでは料金単価の安い深夜電力の時間帯にエアコンを弱めにかけておき、電力ピークとなる朝6時前には、エアコンを弱めたりスイッチをオフに。そのほかの厨房機器や照明は、エアコンオフの後に使用します。

こうすることで、一度に使う電気の量、つまり電力ピークを抑えています。ほんの少しの時間差をつくることがポイントですね。
また寒さの厳しい地域ではエアコンだけに頼らず、灯油ストーブなども一緒に使うことで、入居者さんにとっての快適空間を維持しながら電気代を抑えることができます。無理なく省エネ、うれしいですね。

関連動画