リサイクルの種類で分散を図り
季節に応じ保管方法を変える

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省エネ経済効果・費用

お手軽度 星2個(星3個が最もお手軽)

電力ピーク

15%削減
2016年(2015年比)

電気使用量

13%削減
2016年(2015年比)

省エネ施策

  • 廃棄物の数量・種類によってピークを分散させる
  • 冬場は冷蔵コンテナの使用をやめ、省エネを図る

省エネの背景

無駄を減らす食品リサイクルの担い手として地球環境に貢献


今回の出演企業は愛知県みよし市にある食品リサイクル業者株式会社ハーツ三好工場。
食品メーカーなどから賞味期限の切れた食品を入手し、これを家畜用の飼料にリサイクルしています。
廃棄ロスを抑え、飼料を生成することで食品の有効なリサイクルを行い、限りある資源の保護にもつながるエコな取り組みです。

省エネ施策

1 廃棄物の数量・種類によってピークを分散させる


同社の加工対象の食品のうち、特に負荷が高いのは、たんぱく質を多く含む卵など。
食品の乾燥のために羽根を使って攪拌するのですが、卵などを加工すると、一気に電力使用量が増え、電力ピークを迎えてしまいます。
その作業負荷を平均化するために、数量・種類によってピークを分散させたのです。

電気料金削減のカギ!「電力ピーク」とは?


電力ピークとは一日のうちで最も電力使用量の高い30分間の値。電気を多く使う店舗などの企業(高圧契約の場合)では、この値で1年間の電気代のもとになる基本料金が決まります。

2 冬場は冷蔵コンテナの使用をやめ、省エネを図る


同社は食品の腐敗を防ぐため、屋外に冷蔵コンテナを設置。年間を通して活用していました。
しかし検証の結果、冬場は外気温が低いため、冷蔵コンテナの電源を入れなくても、同様な効果を得られることが分かりました。
現在、同工場では冬の間冷蔵コンテナの電源を切ることで省エネを実現しています。

まとめ

省エネを意識したリサイクルの実現へ


元来、ムダに捨てられていた食品のリサイクルを行なう企業であり、電気の使い方についても細部にわたって検証した結果、電力ピーク約15%削減、電気使用量約13%削減を実現しました。

企業プロフィール

会社名
株式会社ハーツ三好工場
地域
愛知県みよし市
業種
サービス業

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