おもてなしの心を大切に
お客さんを第一に考えた省エネ

省エネ経済効果・費用

お手軽度

約23%削減

2015年（2012年比）

約37%削減

2015年（2012年比）

今回は中部国際空港にほど近い愛知県知多郡の旅館、湯元天然温泉ホテル小野浦の省エネを紹介します。伊勢湾の美しい眺望を楽しめる客室や、美肌の湯と呼ばれる滑らかな泉質の温泉などが自慢の宿です。お客さんを第一に考え実施しているという省エネについて調査していきます！

2008年、全18ある客室すべてのエアコンを埋め込み式から省エネタイプの家庭用に交換しました。また、以前はエアコンの効きが悪くなってから清掃を行っていましたが、現在は業者に定期的な清掃とメンテナンスを依頼し、効率よく稼働できるようにしています。

フロントやロビーなどの設定温度は26度ですが、お客さんの状況に合わせてスタッフがこまめに調整。日によってバックヤードのエアコンもオフにしています。さらに廊下や共有部分など、ほとんど消すことのない場所は照明をLEDに交換しました。

17時から1.5～2時間の間は、お客さんの電気の使用が集中します。達人は電力ピークに達すると、事務所のエアコン→冷凍庫→調理場のエアコンと機器の電源を落とす順番をルール化することで、効率よく対応できるようになりました。

電力ピークとは一日のうちで最も電力使用量の高い30分間の値。電気を多く使う店舗などの企業（高圧契約の場合）では、この値で1年間の電気代のもとになる基本料金が決まります。