自動車整備工場の省エネ術
凸凹をなくして作業効率アップ?

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省エネ経済効果・費用

お手軽度 星1個(星3個が最もお手軽)

電気使用量

33%削減
2013年(2010年比)

省エネ施策

  • 社員の仕事量を平均化する

省エネの背景

今回訪れたのは山梨県甲府市の株式会社キムラ。スキー場で使われる圧雪車や、 道路工事車両など特殊車両の修理を行っている会社です。 今回の省エネキーワードの『凸凹を直す』。車の修理と関係があるのでしょうか。 柏木調査員は達人の木村社長のもとを訪ねます。

省エネ施策

1 凸凹があったのは意外なところ

柏木調査員は工場内を見て回りますが、省エネのポイントがわかりません。 そこで木村社長はヒントにと全従業員のある1日の仕事予定表を見せてくれました。 2010年と2012年、同じ11月1日の予定表を見ると2010年は1日に複数の予定が 入っている社員と1つしか入っていない社員がいて業務内容にバラつきがあります。 凸凹とはこの仕事予定表のことだったようです。

2 仕事量を均等にして凸凹をなくす

11月はスキー場関係の車両整備がピークを迎え、作業が深夜に及ぶことがある一方、 工事車両の整備は少なく、時期によって社員の仕事量にバラつきがありました。 しかし2012年の仕事予定表は仕事量が均等になっています。 達人は組織体制を見直し、全員の仕事量を分け合い、均等になるようにしたのです。 その結果残業時間が減り、工場の照明や機材の稼働する時間が短くなりました。

3 どれくらい残業時間を短縮できた?


作業量を均等化したことでどれくらい残業時間が少なくなったのか、 最終退勤者の退社時刻をもとに調査してみました。 すると2010年に比べ2012年は28時間も工場の稼働時間が短くなっていました。

4 改善したのは作業時間だけじゃない


以前はスキー場関連の車両整備を中心に行っていた社員も、仕事量を均等にすることで 趣味に多くの時間を割けるようになりました。 また、仕事に対して時間内に終わらせようという意識が芽生えたと話します。 達人は組織体制を見直すことで省エネだけでなく、社員の意識改善にも成功しました。

企業プロフィール

会社名
株式会社キムラ
地域
山梨県甲府市
業種
特殊車両の修理

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