2020年6月15日更新 Vol.152

夏を少しでも涼しく!グリーンカーテンのススメ

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暑さを和らげるグリーンカーテン

6月も半ばとなり、もう少しで本格的な夏がやってくる季節となりました。近年、地球温暖化の影響からか、夏の気温は以前より高くなったように感じます。そんな夏だからこそ、工夫して少しでも涼しく過ごしたいものです。そこで今回のコラムでは、部屋の中の暑さを和らげる「グリーンカーテン」を紹介します。

どのような植物が向いているか?

グリーンカーテンとは、庭やベランダなどにネットを張り、つる性植物を植えることでその植物が窓を覆い、直射日光を遮ることで部屋の温度上昇を緩やかにするものです。グリーンカーテンに向いている植物としては、夏にぐんぐん成長し、冬は日差しを取り入れられるように葉が落ちる、つる性の一年草が向いています。たとえば、育てやすさではゴーヤやアサガオがおすすめです。ほかにも、キュウリやヘチマ、ヒョウタンなどが向いています。

メリットは?

グリーンカーテンの1番のメリットは、窓の外側で日陰をつくってくれることです。部屋に差し込む日光を遮ってくれることで、部屋の温度が上がりにくくなります。また、植物が水分を葉から蒸発させる際に、周囲の熱を吸収する気化熱という働きもあります。これによって部屋の温度上昇を緩やかなものにします。さらに、ゴーヤやキュウリを植えた場合には、成長した実を食べられます。

デメリットと注意点は?

一方、デメリットは「外の様子が見づらくなる」「虫が集まりやすくなる」「水やりなどの世話が大変」などがあります。
特に注意したいのは、マンションやアパートで設置する場合です。基本的にはプランターを置く場所があれば設置できますが、ベランダは避難経路の役目も果たしていますので、避難ハッチなどにスムーズにアクセスできるよう、邪魔にならないようにすることが必要です。また、高層階に設置する場合には、プランターなどが風で飛ばされないよう、しっかりと固定しましょう。
以上、グリーンカーテンについて紹介しましたが、電気を使わずに部屋の温度を和らげる効果があります。ぜひ皆さんもこの夏の暑さ対策の1つとして試してみてはいかがですか。

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