オーブン棚をムダなく活用する方法を紹介!
効率アップのアイデアと設備改善も

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省エネ経済効果・費用

お手軽度 星2個(星3個が最もお手軽)

水道使用量

35%削減
2010年(2009年)

省エネ施策

  • オーブンに天板が多く入るように設計
  • 冬はオーブンの廃熱を暖房として利用
  • 厨房を水洗浄からモップ清掃へ変更

省エネの背景


今回訪れたのは、愛知県豊田市の独逸菓子ベーレン。 人気メニューの「半熟チーズケーキ」、「気まぐれスイーツ」、「佐久間さんのロールケーキ」をはじめ数十種類のお菓子を製造しています。オーブンや窯などを使い続ける調理フロアでの省エネ活動を、達人の岩本さんに伺います。

省エネ施策

1 お菓子の「窯」で省エネ!?

達人が考えた省エネアイテムは、クッキーなどを焼く「窯」。 通常、窯の天板は10枚ですが、天板と天板の隙間に横から天板を交差させ、一度に20枚の天板を使ってお菓子を作ることで、ガス代を節約できました。 作業効率を上げた達人が次に目をつけたのは「エアコン」。夏はクーラーを使いますが、冬はエアコンを切って、窯のダクトの熱気で厨房を暖め、暖房代わりにするのです。 達人の見事な発想で、電気代を大幅に削減することができました。

2 作業効率を上げる

電気代の節約で、作業効率を重視した達人は、自動包装機やより性能のよい窯などを導入。調理を手作業から機械での作業に切り替えました。 また、屋外の掃除では落ち葉を吸引するバキュームタイプの掃除機を取り入れ、作業時間の短縮に成功しました。さらに達人は「お店に足を運んでくれるお客さまに提供する商品の質を落としたくない!」 という思いから電気・ガスに次ぐ省エネも考えました。

3 あたらしい達人の技!

このお店では、40坪の厨房に毎日水を流して掃除していたのですが、水道代が悩みの種でした。そこで、節水のためモップ掃除に切り替えました。 ずっと水で流して掃除をしてきたスタッフには「本当にきれいになるのか」という不安があったようですが、効果は同等ながら、使用する水は何倍も節約できました。 結果、水道代約35%の節減を実現しました。いろいろなアイデアで壁を乗り越えてきた省エネの達人。今後取り組みたいことは、地下水を汲みあげて庭にまくこと。さらなる節水効果に期待が高まります。

企業プロフィール

会社名
有限会社コンディトライ ベーレン
地域
愛知県豊田市
業種
菓子製造

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