2016年12月15日更新 Vol.26

食料品のエコな
保存法をお教えします!①

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休みの間に買いだめしておいた食材、そのまま忙しくてほうっておいたら、冷蔵庫の野菜室で異臭を放っていたり、液体を流してしぼんでいたり、芽が生えていたり…と変わり果てた姿になっていた!そんな経験をされた方は多いのではないでしょうか?

冷蔵庫は確かに便利ですが、万能ではありません。食べ物を粗末にしないで済むよう、今回は野菜の種類別に適した保存法と、冷凍保存をする際のちょっとしたコツを2回に分けてご紹介します。

おさらい「野菜が傷む原因を知っておこう!」

野菜類が成長するのは、エチレンという植物の成長ホルモンによります。野菜類は収穫した後も呼吸しながらエチレンガスを放出し、やがてしなびてしまいます。
つまり、このエチレンガスをずーっと吸収していると、はやく傷んでしまうのです。冷蔵庫に野菜を保管する際の予備知識として先ず知っておいてください。

根菜類(大根、にんじん、じゃがいも、たまねぎetc…)は常温で!

根菜類はその名の通り、地面の下で大きくなる野菜たちです。こうした野菜は、低温で保存すると味が落ちる「低温障害」を起こします。常温で保存するようにしましょう。
ただし、じゃがいもは光が当たると、その方向に向けて芽を出そうとするので、光が通らない場所におくか、新聞紙にくるむなどの工夫をするとよいでしょう。

立ってなるものは立てて保存!

その野菜が収穫されるときの姿のまま保存するのが、もっとも味が落ちずに済みます。アスパラガスなどを冷蔵庫内に寝かせて保存しておくと、光を求めて上に向かって曲がって伸びることがあります。
そうして不要にエネルギーを使ってしまった野菜は、食べてもおいしくありません。立っている野菜は立って保存すると味が長持ちします。
次回はその他の野菜の保存法や、上手な冷凍庫の活用法などをお届けします!

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