2019年1月25日更新 Vol.102

バレンタインに思い出して?
チョコのラベル

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チョコレートの原料生産の裏側とは?


来月に控えたバレンタイン♪昔は高級品といわれていたチョコレートですが、今は手軽に購入できるようになりました。ただし、どれだけ身近なお菓子になっても、日本の自然環境ではチョコレートの原料となるカカオ豆を育てることができません。だから知らない人も多い、チョコレートづくりの背景に潜む課題について紹介していきます!

カカオ豆の生産地とチョコレートのつくり方

カカオ豆はアフリカや東南アジアなど、熱帯地域で育ちます。西アフリカのコートジボワールは、全体の約半数のシェアを占め、国民の1/3がカカオかコーヒー栽培に関わっているそうです。
チョコレートをつくるには、まず長さ20cmほどのラグビーボールのような実からカカオ豆を取り出し発酵。炒ったカカオ豆をパウダー状になるまですりつぶし、牛乳を入れて練り上げると完成です。

アンフェアな取り引きが貧困を招く

しかし、十分な賃金が支払われていないカカオ農園では、子どもたちが働いているところもあります。それは先進国と途上国で、正当な取り引きが行われていないから。販路を持っていない立場の弱い生産者に対し、先進国は安い賃金しか払わないのです。そこで各国は適正な価格でカカオ豆を買い取るフェアトレード取り引きを実施するようになり、生産者の暮らしや労働環境の改善、子どもの教育などに貢献しています。

バレンタインはラベルに注目!

フェアトレードで取り引きされた商品には認証ラベルが貼られています。そうすることで私たちは商品を選ぶことができるようになっただけでなく、一般企業の取り引きへの参加も増えました。チョコレートを購入する機会の多い2月。せっかくならフェアトレードのラベルがついているチョコレートを選んでみませんか?それが生産者の応援につながりますよ♪

世界の子どもを児童労働から守るNGO ACE [エース]
http://acejapan.org/

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