クリーンルームの環境を守る
1日12時間の省エネ対策

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省エネ経済効果・費用

お手軽度 星2個(星3個が最もお手軽)

省エネ施策

  • クリーンルームの空調を作業に合わせて調整

省エネの背景


今回出演するのは埼玉県戸田市に工場を構える株式会社大手。 スマートフォンなどに使用するフィルム材の加工を行っています。 省エネキーワードは『12/24』。半分という意味ですが、どんな取り組みをしているのでしょうか。

省エネ施策

1 まずはクリーンルームに潜入!


フィルムの加工作業はクリーンルームで行われています。 クリーンルームではほこりなどの微粒子を30cm立方の空間のなかに1万個以下に抑えなくてはいけません。 室内は密閉され、空気を入れ替えるために空調機を使用して外気の取り込みと排出を常時行っています。

2 ポイントは終業後

夕方6時の終業時間になると、達人はなにやらボタンを押しはじめました。 するとクリーンルームから排出される空気が弱まります。 終業時間後のラインが動いていない時間帯は空調機の稼働を弱めているのです。 1日のうち半分はフル稼働、残りの半分は稼働を減らす。 これが省エネキーワードの『12/24』の正体でした。

3 清潔をチェック!

しかし、空調機の稼働を弱めてしまった室内の微粒子は1万個以下に抑えられているのでしょうか。 微粒子測定器を使って測定すると、部屋の中央も端でも基準値をクリアしていました。 一見電気の消費量が多そうなクリーンルームですが、清潔さは保ちながら、 加工ラインが稼働していない間に空調を弱め、省エネに成功していました。

企業プロフィール

会社名
株式会社大手 戸田工場
地域
埼玉県戸田市
業種
液晶関連製造

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