エレベーターって
止まる階によって電気使用量が違う?!

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省エネ経済効果・費用

お手軽度 星3個(星3個が最もお手軽)

省エネ施策

  • 退社時はエレベーターを1階に下ろす
  • 電動フォークリフトの充電は夕方から行う
  • 室外機によしずを巻いて、辺りを散水する

省エネの背景

掃除を大切にする企業での省エネ術

先週に引き続き、神奈川県川崎市の株式会社ワイ・デー・ケーの取り組みについて紹介します。 前回はクリーンルームのファン軽減による電気使用量の削減や、遮熱フィルムによるCO2削減を紹介しましたが、今回はどんな取り組みが聞けるのでしょうか。

省エネ施策

1 エレベーターは1階に


達人は3トンまで積載できる業務用エレベーターの夜間の消費電力に着目しました。 夜間の電気使用量グラフを見てみると、日によって夜間にエレベーターが稼働した形跡が。 調べていくと、エレベーターを1階とそれ以外の階に止めて帰った日で使用量に違いがあることが判明しました。 これはエレベーターが自身の重さで下がってしまうのを、自動で定位置に戻そうと稼働していたためでした。 現在、退社時はエレベーターを1階に止めるようにしています。

2 充電時間でピーク回避


電気使用量グラフを分析するなかで電動フォークリフトの充電時間をずらせば電力ピークを回避できると気づいた達人。 充電作業を、他の機械の稼働が比較的少ない夕方に行うことでピークを分散させました。 その際、電気の使用量の変化をグラフでみてもらうことで理解が進み、スタッフの協力も得られると達人は話します。

3 できることはなんでも取り組む


また達人は空調の負荷を低減させるため室外機によしずを巻いて直射日光が当たらないようにしたり、 定期的に周辺に水を撒き気化熱で周りの温度を下げる工夫をしたりしています。機械が錆びてしまうので直接水をかけないことがポイントです。 また配電設備に計測器を取り付け、どの機器がどれだけ電力を消費しているかデータを取り社内で共有しています。

4 まわりを巻き込んで


最後に事業所長の豊嶋さんに今後について伺うと、「当事業場のさまざまな環境活動がこの工業団地全体の行動のきっかけになったらうれしい。 今後はクリーンルームの屋上で太陽光発電を行ってクリーンなエネルギーを使っていきたい」と話してくれました。

企業プロフィール

会社名
株式会社ワイ・デー・ケー
地域
神奈川県川崎市
業種
精密機器製造

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