2019年6月15日更新 Vol.116

夏本番へ、3つのコツで冷蔵庫の節電を!

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消費電力がもっとも多い冷蔵庫

資源エネルギー庁の調査では一般家庭で消費電力の多い家電を順に挙げると、冷蔵庫、照明器具、テレビ、エアコンだそうです。家電のなかでも冷蔵庫は1年365日、24時間電源を入れっぱなしなので、消費電力がもっとも多い家電です。電気代を節約しようと考えたら、まずは冷蔵庫の節電を試みるのがよいかもしれません。今回は、冷蔵庫節電の3つのコツをお伝えします。

温度設定

1つ目のコツは、冷蔵庫内の温度設定です。冷蔵庫は温度設定ができるって、ご存知ですか?冷蔵庫のドアを開けたとき、1番奥に当たる面についているダイヤルで設定できます。冷蔵庫であれば4℃前後、野菜室であれば6℃前後が適温といわれています。これ以上に冷やしすぎると電気代がよりかかりますので、注意しましょう。ちなみに、通常の冷蔵庫はダイヤル式で弱中強または1~5段階の数値で設定ができますが、中または3が標準的な温度に設定できるようです。

庫内での食品の保管方法

2つ目のコツは、冷蔵庫内での食品の保管方法です。皆さんは何でも冷蔵庫に詰め込んでいませんか?詰め込みすぎて冷蔵庫のなかをいっぱいにすることで冷気が循環しにくくなり、庫内を冷やすための消費電力が多くなってしまいます。庫内に入れる食べ物の量の目安は約7割といわれています。中身を定期的にチェックし、期限切れの食品があれば処分しましょう。また、冷風口がふさがれてしまうことも電力を消費する原因になりますので、冷風口の前には隙間をつくっておきましょう。

開け閉めの回数を減らす

3つ目のコツは、無駄な開閉回数を減らし、かつ開けている時間もなるべく短くすることです。冷蔵庫を開け閉めするとその度に冷気が逃げて温度が上昇し、再び冷やすために電気を使います。開けている時間を短くするために、普段から庫内を整理整頓しておくとベターです。また、暖かいものを入れる場合は十分粗熱をとってから冷蔵庫に入れないと、庫内の温度が上昇してしまい消費電力が多くなってしまいますので気をつけましょう。
これから本格的な夏がやってきます。冷蔵庫の使用頻度も増えると思いますが、この3つのコツを実践すれば節電効果が現れるでしょう。皆さん、試してみてください。

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