金融機関出身の施設長
シビアなコスト意識をもって省エネ!

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省エネ経済効果・費用

お手軽度 星2個(星3個が最もお手軽)

電気使用量

10%削減
2016年(2015年比)

省エネ施策

  • 照明のLED化
  • 照明の間引き
  • スペースごとに床暖房を調整

省エネの背景

シビアな経営意識を省エネに

浜口調査員が訪れたのは、富山県富山市、市の郊外にある介護福祉施設“ささづ苑”です。こちらは入居者の暮らしやすさを考えて、すべて平屋づくり。90名が入居する特別養護老人ホームのほか、デイサービスセンターなどを備えています。

達人は施設長になるまで、地方銀行に30年間勤務。さまざまな企業の経営を見てきた経験を省エネに活かしています。

省エネ施策

1 照明の調整だけでおよそ25万円削減


まず取り組んだのが、照明のLED化。1000本近い照明をすべてLED化するとコストがかかりすぎるため、まず少数を入れ替えて費用対効果を検証した後、予算にあわせて3回に分け、およそ300本を入れ替えました。天窓がある場所は照明を間引き、月およそ25万円の電気代を削減できたそうです。

2 配電盤でスペースごとの調整が可能に


冬に改善したのが、フル稼働だった床暖房の使い方。スタッフが入居者の状況を確認しながら、スペースごとに温度を細かく調節したり、使っていないときはこまめにオフするようになりました。その結果、電気使用量が削減できただけでなく、入居者の快適性も向上しました。

3 経費削減分で安全な介護設備を購入


さらに、厨房でも予熱の利用や真空調理の活用など調理法を工夫することで、電気式調理器の利用時間を減らしています。こうして電気使用量をおよそ10%削減。削減できた分のお金は、安全な介護とスタッフの負担軽減につながる介護用設備の購入にあてています。こうした設備のおかげで利用者も安全に安心して介護を受けられます。

4 時代の先端を行く省エネ施設を建設中


銀行で培ったコスト意識を施設の省エネに活かす達人。今、再生可能エネルギーなどを利用した新しい省エネ型施設計画中で、2017年8月のオープンに向け、建設が進んでいます。「これまで私たちが取り組んできた省エネの経験を活かしたモデルになってほしい」と達人は話してくれました。

企業プロフィール

会社名
特別養護老人ホーム ささづ苑
地域
富山県富山市
業種
老人ホーム

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