パティシエの繊細さが光る
きめ細かいスケジューリングで省エネ

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省エネ経済効果・費用

お手軽度 星2個(星3個が最もお手軽)

電気使用量

17%削減
2015年(2014年比)

電力ピーク

12%削減
2015年(2014年比)

省エネ施策

  • 機械の稼働が重ならないよう生産スケジュールを組む
  • 機械の電源は使用する少し前に入れる
  • 急な電力ピークはトランシーバーで連絡を取り合う
  • ポップや貼紙で省エネ意識をつける

省エネの背景

食材にこだわるスイーツ作り

第316回の出演企業は「セイボリ・ジャポン 吉川工場」。埼玉県吉川市にある菓子の製造工場です。
社名のセイボリは「savoury(味のよい、風味のある)」という言葉に由来。チーズケーキやショコラ、パイなど、安全・安心の食材にこだわったスイーツを生産しています。

省エネ施策

1 ケーキ作りに不可欠な機械の使い方

工場内は作業工程によって部屋が分かれており、それぞれが同時に作業を進行するため、消費電力の高い機械の稼動が重なると、電力ピークを迎えていました。しかしケーキ作りには、オーブンや冷凍庫の使用が必要不可欠。達人はどのようにして省エネを成功させたのでしょうか。

電気料金削減のカギ!「電力ピーク」とは?

電力ピークとは一日のうちで最も電力使用量の高い30分間の値。電気を多く使う施設や企業(高圧契約の場合)では、この値で1年間の電気代のもとになる基本料金が決まります。だから、電気を使用する時間帯をずらしてピーク時の電力使用量を抑えることで、電気代の削減も見込めるのです。

2 スケジュール組みに着目

着目したのは毎日のスケジュール。達人は大量に電気を消費する機械の稼働ができるだけ重ならないように作業工程を調整。午前・午後の作業を入れ替えるなどして、電気の使用状況が偏らないように工夫しました。

まとめ

スイーツ作りと省エネの共通点

さらに急な電力ピークにもスタッフ同士がトランシーバーで連絡を取り合うなど、協力しながら省エネ活動を進めています。おいしいスイーツ作りと同様、きめ細かいスケジューリングが電気使用量17%削減、電力ピーク12%ダウンの決め手でした。

企業プロフィール

会社名
セイボリ・ジャポン 吉川工場
地域
埼玉県吉川市
業種
菓子製造・販売
従業員数
19人(2016/5/1現在)

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