きっかけはリニューアルオープン
店舗構造にあわせてエアコンを配置

省エネ経済効果・費用

お手軽度

約7%削減

2015年（2012年比）

今回は愛媛県西予市にある株式会社木村チェーン宇和店の省エネを紹介します。地物の野菜を中心とした生鮮食料品から日用品まで数多くの商品を陳列。気さくなスーパーをモットーに地元の人々から愛される地域密着型のお店です。こちらではリニューアルオープンした際、新たに6台のエアコンを設置しました。

店内は出入り口付近の天井が高く、商品フロアの天井が低い特殊な構造。商品フロアにある8台のエアコンを稼働させると、冷蔵ケースから出る冷気も合わさって寒いくらい冷える一方、入口付近はシーリングファンしか設置されていないため、レジ待ちのお客さんに暑い思いをさせていました。

そこでリニューアルをきっかけに、シーリングファンに代わって6台のエアコンを設置。現在はこのエアコンのみを稼働し、基本は26℃で外気温や混雑状況に合わせて調整しています。また、直射日光が入りやすい窓にシートを貼ってフロアの温度上昇を抑え、店内環境の改善と省エネにつなました。

さらに季節によって冷蔵ケースの設定温度を調整したり、陳列する際に冷気の吹出口を塞がないよう配置したりすることで省エネしています。またバックヤードにもカーテンを取り付け、外気の侵入を防いでいます。店のスタッフだけではなく出入り業者にも協力を仰ぎ、皆で電気使用量の改善に努めていました。