冷凍庫の開閉を減らして省エネ!
生産増でも電気使用量は変わらず

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省エネ経済効果・費用

お手軽度 星2個(星3個が最もお手軽)

省エネ施策

  • 作業の見直しで冷凍庫の開閉回数を減らす
  • 冷凍庫を整理して、庫内作業時間を短縮

省エネ施策

1 「伝統の長崎卓袱 角煮を極める」


今回は長崎県長崎市にある有限会社こじまの省エネを紹介します。こちらでつくっているのは、秘伝のタレで煮込んだ豚の角煮を、ふんわりとした皮で挟んだ角煮まんじゅう。いまや長崎の名物グルメとなり、製造個数は2013年から2014年で3割以上増加。角煮まんじゅうの製造ラインはフル稼働状態です。

2 エアコンは省エネできない


工場内は品質管理のため22℃以下に保つ必要があり、エアコンが10台設置されています。特に生地を仕込む部屋は19℃で作業を行っていて温度を変更することができないと話す達人。エアコンを切ると生地の発酵が進み、品質に影響が出てしまうそうです。そこで達人が目をつけたのが、生地や材料を保管しておく冷凍庫でした。

3 頻繁に開閉されていた冷凍庫


こちらでは4台ある冷凍庫が工場で使用する電気の6~7割を占めています。庫内の温度は-22℃に保たれていますが、以前は頻繁に商品や材料を出し入れしていたため、扉が何度も開閉されていました。そうすると庫内の温度が上がり、元の温度に戻そうとするのに電気を使ってしまうのです。

4 過去のデータを分析して省エネ

現在は商品の注文数や納品時期、例年の製造データなどを分析し、製造スケジュールを綿密に計画。冷凍庫への搬入出を1度に行うことができるようになり、扉の開閉回数が2割減りました。さらに整理整頓したことによって庫内での作業時間も半減。冷凍庫の増設や商品の増産がありましたが、以前に比べほとんど同じ電気使用量でまかなえるようになりました。

企業プロフィール

会社名
有限会社こじま
地域
長崎県長崎市
業種
角煮まんじゅう製造
従業員数
50人(2015年1月1日現在)

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