鉄板は同時にor分けて温める?
消費電力の違いを確かめてみた

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省エネ経済効果・費用

お手軽度 星2個(星3個が最もお手軽)

電気使用量

6%削減

省エネ施策

  • 厨房のエアコンの設定温度を固定
  • 温水洗浄便座のコンセントを抜く
  • 鉄板の立ち上げを30分ずらす

省エネ施策

1 省エネキーワードの“4/8”って?


今回訪ねたのは、福岡県福岡市にある博多鉄板 じゅん。九州の食材を使ったコース料理が人気の鉄板焼きレストランです。早速厨房に入ると、エアコンのスイッチに「温度サワルナ!!!社長」という注意書きを発見!設定温度を下げすぎない工夫ですが、今回の省エネキーワード“4/8”ではないようです。

2 鉄板は2回に分けて温める


すると開店時刻が近づき、達人は準備作業に入ります。オープン前にはカウンターに設置されている4台の鉄板の電源をON。奥にはさらに4台の鉄板が設置されていますが、こちらは30分空けてから立ち上げるそうです。なぜこのように鉄板を分けて温めるようになったのでしょうか?

3 同時の立ち上げが電力ピークの原因に


達人は以前鉄板8台の電源を同時に入れていたため、それが電力ピークを上げる原因となっていました。そこでまず4台の電源を入れ、30分後に残り4台を立ち上げるようにしました。省エネキーワードの“4/8”とは、このことだったのですね!それでは時間をおくことで、どのくらい電力ピークを抑えられるのでしょう?

電気料金削減のカギ!「電力ピーク」とは?

電力ピークとは一日のうちで最も電力使用量の高い30分間の値。電気を多く使う店舗などの企業(高圧契約の場合)では、この値で1年間の電気代のもとになる基本料金が決まります。

4 立ち上げを分散させる効果はいかに?


店の機械で消費電力を測ってみたところ…同時に8台の電源を入れた場合は42kW、2回に分けて電源を入れた場合は32kWという結果になりました。こうして達人は電源の入れ方を工夫し、電力ピークを抑えることができました。その結果、月7~8万円電気代が削減できたといいます。

企業プロフィール

会社名
博多鉄板 じゅん
地域
福岡県福岡市
業種
レストラン
従業員数
30人(2013/10/1現在)

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