島ごとにブレーカーを設置
期待できる効果とは？

省エネ経済効果・費用

お手軽度

約18%削減

2013年（2012年比）

今回訪ねたのは長崎県佐世保市です。株式会社日本理工医学研究所は、電子温熱灸など家庭用医療器具の製造販売を行っている会社です。工場の製造ラインには400以上のコンセントが。業務を行ううえで必要不可欠な電力ですが、どのように削減しているのでしょうか？早速、省エネキーワードの「島」を探します。

製品に使われる基盤を改造しているところへ向かいましたが、なかなか島は見つかりません。すると達人は「机や棚のブロックを島と呼んでいる」とヒントをくれました。柏木調査員は、1つの棚に1個ずつスイッチを発見！さらに机にもスイッチが設置されていて、合計28個のスイッチを見つけられました。

島に1つとはスイッチのことだったのですね！これはブレーカーで、従業員は就業時に自分の島のブレーカーを切ってパソコンなどの待機電力を削減しています。これにより皆の省エネ意識が向上し「消し忘れに気をつけたり、使わない電気はすぐに消すようになったりした」と話してくれました。

各島にブレーカーを設置して待機電力を削減し、さらに従業員の省エネ意識も高める、まさにこれぞ達人の技でした！そのほか不要な照明の消灯や、コンプレッサーを1台停止するなどして、同社は大きな省エネ効果を得ました。