省エネのカギはフロアヒーター!?
大型冷凍庫の電気代削減に成功

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省エネ経済効果・費用

お手軽度 星2個(星3個が最もお手軽)

省エネ施策

  • フロアヒーターの稼働を調整して節電
  • 庫内の照明をLEDに交換
  • 電力ピーク時には冷凍庫の一部を止める

省エネの背景


今回の出演は大阪府東大阪市の東大阪冷蔵株式会社。主に冷凍食品を預かり保管をする冷凍倉庫業を営んでいます。どんな省エネ活動をしているのでしょうか。

省エネ施策

1 フロアヒーターの稼働を調整して節電


冷蔵庫内は常にマイナス25℃前後に設定されているため、電気代が大きな悩みでした。 この倉庫では冷凍庫の出入り口で、外気との接触で発生する霜つきを防ぐために365日、24時間フロアヒーターを稼働していました。 達人は、冷凍機が全機停止しているときに大きな電力を消費している原因がフロアヒーターであることに気づきます。そこで、霜つきするぎりぎりまで出力調整することで、電気使用量を抑えました。 さらに自由に温度を調整できる機械を導入し、冬場はフロアヒーターを切ることに成功しました。

2 庫内の照明をLEDに交換


庫内の照明は白熱球からLEDに交換しました。消費電力が少ないだけではなく、発熱量が少なくなるため、大きな効果を発揮しました。さらに、庫内が暖まった際は、わざわざクーリングタワーで冷却するというムダもありました。 ムダな熱が庫内に入り込まないよう、防熱扉のパッキンなどもまめにメンテナンスし、気密性をしっかり保っています。こうして「当たり前だったこと」から「ムダを省く」に取り組みをシフトしていきました。

3 電力ピーク時には冷凍庫の一部を止める

さらに達人は、操作盤で各倉庫を個別に運転停止するよう管理方法を変更しました。スイッチを入れたり止めたりしながら各倉庫がどれくらいの電力を消費しているか確認し、目標の電力ピークを超えそうなときは一番冷えている部屋の電気を止めます。 こうした調節の結果、約35%の省エネに成功しました。今後は冷凍庫の屋根に太陽光パネルを設置し、冷凍庫内の効率アップを図りたいそうです。

企業プロフィール

会社名
東大阪冷蔵株式会社
地域
大阪府東大阪市
業種
冷凍倉庫
従業員数
8人(2011/7/1現在)

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