本当に効率的なエネルギー使用を考えて
省エネ活動のヒントは現場にあります!

トップ > 動画検索 > 第4回

省エネ経済効果・費用

お手軽度 星1個(星3個が最もお手軽)

省エネ施策

  • 熱を持つ電極部分を液中に沈め、ロスを削減
  • ヒーターを電気式から蒸気式に変更
  • 配管にカバーを巻き、廃熱のロスを削減

省エネの背景


今回登場するのは江戸情緒あふれる東京都葛飾区にある株式会社ヒキフネ。精密装飾品から電子部品までさまざまなメッキ加工を得意とする企業です。 メッキ処理はその作業特性上大量の電気・ガス・水道を必要とします。工場長に省エネ活動に取り組み始めたきっかけを伺いました。

省エネ施策

1 ものづくりで大切なこと


当初は品質重視の生産をしていましたが、経営をする上では原価を意識し抑えることも重要だと考えるようになり、そのタイミングでISO14000取得の気運が高まったと工場長は話します。 その中で電気・ガス・水道といったエネルギーの削減こそが原価を抑えることに繋がると気づき、毎年の経営計画の中で電気・ガス・水道の節減目標を定め省エネ活動に取り組みはじめました。

2 主力設備でも工夫できる①


メッキ液に浸けるプラスとマイナスの電極のうちプラス側の接点は特に放熱が激しく、熱が発生してエネルギーのロスが生まれてしまいます。 そこで熱をもつ接点部分までメッキ液に沈めることで発熱を防ごうと考えました。主力の設備でも工夫することでエネルギーのロス軽減に成功しました。

3 主力設備でも工夫できる②

また、メッキ液を温めるのにヒーターも使用しますが、液体は1トンタンクが約6個分、100リットルタンクが数10個分あり、さらにこれらを50~60℃に温めなくてはいけないため、相当の電気を必要とします。電気をなるべく使わずに温められないか検討し、蒸気式のヒーターに着目。ボイラー設置や配管工事といった大掛かりな工事が必要ですが、試しに第一工場のヒーターを蒸気式に換えたところ大幅に電気使用量を削減することに成功しました。 設備の入れ換え後もボイラーや配管周りの放熱ロスを防ぐ工夫を従業員自ら行いました。

企業プロフィール

会社名
株式会社ヒキフネ
地域
東京都足立区
業種
メッキ加工
従業員数
123人(2009/8/1現在)

同様の業種の動画

  • 同様の業種の動画はありません

同様のキーワードの動画

  • 同様のキーワードの動画はありません